Saturday, March 14, 2015

『さらば、愛の言葉よ』

ゴダールの 『さらば、愛の言葉よ』を新宿で鑑賞。物語が反復されていると思っていたら異なる展開が待っていたり、右目と左目が共同で対象を見つめその3Dを際立たせた上で左右の目がそれぞれ違う対象を見つめはじめたりとたりと、鑑賞者は映画の物語の内と外を忙しく出入りさせられる。
しかし明け方の5時頃まで飲みつつ話し込んだあと寝て、昼食後の鑑賞だったので、頭を使って映画を楽しむことは早々に放棄し、夢とうつつの間で心地よく映像とフランス語の音を楽しんで過ごした。
ゴダールの映画を観ていつも眠気を催すのは、それが難解だからだというより、作品が夢の文法に近いからのような気がする。

No comments:

Post a Comment