Monday, April 20, 2015

『港、モンテビデオ』が遂に刊行されるらしい

「いしいしんじのごはん日記」抜粋

2015年04月08日(水)
下におり、新潮の矢野さん、河出の尾形さんと電話。大竹さんに少し長いEメールを書く。即刻返信あり。その侠気に涙。
2015年04月10日(金)
ずっと雨。2011年に停まった小説「港、モンテビデオ」が動きだした。宣さんが引っぱってくれたのだ。大竹さん、尾形さんに電話。今年はほんとうに、おもってもみない勢いで本が出る。春に出た「ある一年」のあと、今月末に「いしいしんじの音ぐらし」、6月に「悪声」、8月か9月に「港、モンテビデオ」、おそらく同時期に「しゃざきっさ」、秋になったら新潮に発表している小説群をまとめた一冊が。小説が多いのがうれしい。
ついに、幻の『港、モンテビデオ』が刊行される! 小説の舞台は三浦三崎、主人公は実在する魚店「まるいち」の大将「宣さん」こと松本宣之さん、その妻の美智世さん、美智世さんの父マグロ漁師のクロさん、三崎の住人作家の慎二…。
すべての三崎を愛する人、必読の一冊です。

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